【保存版】Midjourneyプロンプト大全:効果的なキーワードと活用法を徹底解説

AI初心者

Midjourneyで画像を出したいんだけど、プロンプトをどうしたら思い通りの画像を作れるんだろう?

AI画像生成ツール「Midjourney(ミッドジャーニー)」は、テキストから高品質なビジュアルを生み出す革新的なツールとして、世界中のクリエイターやマーケターに注目されています。中でも“プロンプト”と呼ばれる呪文のような指示文は、生成される画像のクオリティを大きく左右します。

しかし、「どんな単語を使えばいいの?」「構文にルールがあるの?」と、初めて触れる人にとっては敷居が高く感じられるのも事実です。

この記事では、Midjourney初心者の方でもすぐに使える基礎知識から、プロンプトの構築に必要なキーワード、ジャンル別の実践例、さらにはプロンプト作成支援ツールの活用法まで、体系的かつ実用的に解説していきます。

画像生成AIを“ただのおもちゃ”から“表現ツール”へと昇華させるための第一歩として、ぜひ本記事をお役立てください。

Midjourneyプロンプトは、一見すると魔法の呪文のよう。しかしその構造はとてもシンプルで、以下の3つの要素を組み合わせて作られています。

【基本構成】

① 被写体 + ② スタイル + ③ 補足情報(構図・光・質感など)

例1:

A white cat wearing a kimono, sitting under a cherry blossom tree, in ukiyo-e style

→ 被写体(白猫)+スタイル(浮世絵)+構図・雰囲気(桜の下、座っている)

例2:

Cyberpunk Tokyo street at night, neon lights, cinematic, rainy

→ 被写体(東京の街)+スタイル(サイバーパンク)+雰囲気(ネオン、雨、映画的)

【キーポイント】

1. 具体的に書くこと

抽象的な単語だけでは、AIが解釈に迷い画像の精度が下がります。「かわいい犬(cute dog)」ではなく、「柴犬、首に赤いバンダナを巻いている(Shiba Inu with a red bandana around its neck)」といったように。

Cute Dogでは、犬種やスタイルなどいろいろなことがまちまちになっていますが、Shiba Inu with a red bandana around its neckでは、柴犬が首に赤いバンダナを巻いていることは一貫して統一された画像が出力されています。

2. 順番は重要

最初に被写体(主語)を書くことで、AIは“何を描けばいいか”を理解しやすくなります。その後にスタイルや構図を加えていくと、狙い通りのビジュアルになりやすくなります。

〇被写体を最初に書いたプロンプト(おすすめ)

a golden retriever puppy, sitting in a field of sunflowers, cinematic lighting, high detail

AIの理解: 「金色の子犬」が主題で、それが「ひまわり畑の中に座っている」という明確な構図をイメージしやすい。

〇被写体を後に書いたプロンプト(曖昧になりやすい)

a field of sunflowers with cinematic lighting and high detail, featuring a golden retriever puppy

AIの理解: ひまわり畑が主役と判断されやすく、子犬の存在感が薄くなるか、描写が不明瞭になる可能性がある。
下の例では、子犬が成犬になっている。

3. 英語で書くこと

Midjourneyは英語で最適に動作します。日本語もある程度は理解しますが、複雑な表現になるほど誤解が増えるため、英語で記述するのが基本です。

英語で書いた場合(正確な出力が得られやすい)

a samurai standing on a mountain at sunset, dramatic lighting, cinematic, full body, detailed armor

結果: 明確に「侍」が「夕日の中で山に立っている」姿が生成されやすく、構図・光・装備の描写も的確。

日本語で書いた場合(不安定、意図が伝わりにくい)

夕暮れの山の上に立つ侍、シネマティックな光、詳細な鎧

結果:

  • 「侍」が正しく認識されなかったり
  • 鎧が洋風だったり
  • 「シネマティック」や「詳細」が無視されることも

3. 効果的なキーワードとその組み合わせ

Midjourneyで理想の画像を描き出すには、単語の“選び方”が命。特に以下のようなキーワードカテゴリを意識すると、表現の幅が一気に広がります。

【1】スタイル系キーワード

描写のテイストを左右する重要ワード。

  • watercolor(透明水彩)
  • pixel art(ドット絵)
  • cyberpunk(サイバーパンク)
  • gothic horror(ゴシックホラー)
  • anime style(アニメ風)

上記以外にも、

  • oil painting(油絵風)
  • sketch(鉛筆スケッチ風)
  • digital painting(デジタルアート風)
  • low poly(ポリゴン調3Dスタイル)
  • isometric(アイソメトリック構図、ゲーム風)
  • steampunk(蒸気機関×ヴィクトリア調の世界観)
  • vaporwave(80〜90年代風ネオン・レトロ調)
  • minimalist(極限までシンプルなデザイン)
  • fantasy art(ファンタジー的な空想画)
  • surrealism(夢のような超現実表現)
  • baroque(西洋クラシックで豪華な様式)
  • flat design(影のないフラットな図案)
  • graffiti art(ストリート風の落書きアート)
  • concept art(ゲーム・映画の世界観設計画風)
  • noir style(モノクロで陰影の強い探偵映画風)
  • ukiyo-e style(日本の浮世絵風)

組み合わせ例:

a ballerina dancing, gothic horror style, dramatic lighting

【2】カメラ・構図系キーワード

写真のようなリアリティを出すならこちら。

  • close-up(接写)
  • wide shot(広角構図)
  • depth of field(被写界深度、背景ぼかし)
  • cinematic lighting(映画のような光の演出)
  • portrait orientation(縦構図)

上記以外にも、

  • overhead shot(真上からの視点)
  • low angle shot(見上げる構図)
  • high angle shot(見下ろす構図)
  • rule of thirds(三分割構図、安定感のある配置)
  • fisheye lens(魚眼レンズのような歪み効果)
  • soft focus(柔らかくぼかしたフォーカス)
  • macro shot(超接写、ミクロの世界)
  • bokeh background(背景の玉ボケ効果)
  • silhouette shot(逆光によるシルエット描写)
  • wide angle lens(広角レンズで広がりを出す)
  • zoomed-in detail(拡大された部分のディテール描写)
  • motion blur(動きによるブレ効果)
  • symmetrical composition(左右対称の構図)
  • dynamic angle(躍動感のあるアングル)
  • bird’s-eye view(俯瞰視点、上空からの眺め)
  • worm’s-eye view(虫の視点、真下からのアングル)

組み合わせ例:

a white fox in the snow, close-up, depth of field, cinematic lighting

【3】感情・雰囲気系キーワード

抽象的な感情もキーワードで伝えられる。

  • melancholic(もの悲しい)
  • vibrant(鮮やか)
  • surreal(超現実的)
  • dreamy(夢のような)
  • mystical(神秘的)

上記以外にも、

  • eerie(不気味な)
  • moody(ムードのある、感情的な)
  • whimsical(奇妙で風変わりな)
  • dramatic(劇的な)
  • ethereal(空気のように繊細で幻想的)
  • gloomy(暗く陰鬱な)
  • cheerful(陽気な)
  • serene(穏やかで落ち着いた)
  • mysterious(謎めいた)
  • romantic(ロマンチックな)
  • nostalgic(懐かしい)
  • magical(魔法のような)
  • cinematic(映画的な雰囲気)
  • tense(緊張感のある)
  • cozy(居心地の良い)
  • dark fantasy(暗く幻想的な世界観)
  • apocalyptic(終末感のある、破滅的)

組み合わせ例:

a floating castle in the sky, dreamy and mystical, soft lighting

【4】質感・素材系キーワード

仕上がりのディテールを調整するために。

  • glossy(つややか)
  • metallic(金属質)
  • textured(質感のある)
  • crystal-like(クリスタルのような)
  • grunge(ざらついた、粗い)

上記以外にも、

  • matte(マットな、光沢のない)
  • rough surface(粗い表面)
  • smooth(滑らかな)
  • velvety(ビロードのような)
  • transparent(透明な)
  • iridescent(虹色に光る、干渉光)
  • reflective(反射性のある)
  • wooden texture(木の質感)
  • paper-like(紙のような質感)
  • liquid-like(液体のような表面)
  • dusty(ほこりをかぶったような)
  • worn-out(使い古した)
  • soft fabric(柔らかい布地)
  • stone texture(石のような手触り)
  • leather surface(革のような質感)
  • ceramic glaze(陶器の釉薬のような光沢)

組み合わせ例:

a samurai helmet, metallic, textured, high detail

プロンプトの力は“言葉の錬金術”。ここで紹介したキーワードは、他の単語と組み合わせることで無限の表現が可能になります。

4. 目的別プロンプト例集

Midjourneyは目的に応じて“描き分ける力”を持っています。ここでは、用途ごとの代表的なプロンプト例を紹介します。

【A】SNSアイコン・キャラクター制作

目的: 魅力的で個性的なキャラを生成

プロンプト例:

a cute girl with lavender hair, big eyes, anime style, pastel color palette, front-facing portrait

補足: 表情・目線・カラーパレットを指定することで、印象が決まります。

【B】商品やパッケージのイメージ画像

目的: 実在するかのような商品ビジュアルを作成

プロンプト例:

a luxury perfume bottle, glass material, glowing, minimal background, product photography style

補足: 背景は“white background”や“isolated”を加えると使いやすく。

【C】物語・ゲーム・動画のビジュアル設定画

目的: 世界観を表現した背景や場面設計

プロンプト例:

a vast desert with ancient ruins, golden hour lighting, cinematic scale, fantasy adventure style

補足: 世界観を表現したいときは時間帯・空模様・建築物もセットで。

【D】アート・展示作品としての活用

目的: コンセプチュアルな1枚絵の創作

プロンプト例:

surreal scene of a tree growing inside a cathedral, soft lighting, mystical, high detail

補足: 観る人の感性を刺激するような、“視覚詩”を描く感覚で。

【E】ブログや電子書籍の挿絵

目的: コンテンツの補助になるビジュアル生成

プロンプト例:

a hand writing in a notebook, overhead shot, warm light, cozy mood

補足: 視点や光の指定で「手元感」や「空気感」がぐっと伝わります。

5. プロンプト作成ツールの活用法

Midjourneyは言葉の選び方ひとつで結果が変わる繊細なAIです。そんなとき頼りになるのが、プロンプト作成を助けてくれる“ジェネレーター”や“キーワード辞書”たちです。

【1】PromptHero(https://prompthero.com)

特徴:

世界中のユーザーが投稿したプロンプト例を検索・閲覧できるSNS型ツール。Midjourney用にフィルターをかけると、実際の画像+プロンプトが一覧で見られます。

使いどころ:

「こんな絵がほしいけど、どう書けばいい?」と迷ったときの参考に。

【2】Promptomania(https://promptomania.com/midjourney-prompt-builder)

特徴:

選択式でキーワードを足していくだけで、高品質なプロンプトが完成する無料ツール。ビジュアル付きのUIで直感的に操作できます。

使いどころ:

英語が苦手でもプロンプトを組み立てたいときに心強い味方。

【3】Lexica(https://lexica.art)

特徴:

画像検索型のプロンプト辞典。検索バーにキーワードを入れると、その言葉が含まれる画像とプロンプトが一覧表示されます。

使いどころ:

「特定のキーワードでどんな画像ができるのか」を事前に確認できる。

【4】Midjourney Prompt Helper(日本語対応)

特徴:

日本語でキーワードを選び、英語プロンプトを生成してくれる便利ツール。AIアート初心者に優しい設計。

使いどころ:

最初の1枚を試したい人向け。ブログやLINEスタンプ制作にもおすすめ。

プロンプトは“ひらめき”で作るものではなく、“設計”できる時代です。上手にツールを使えば、誰でも“魔法使い”になれます。

6. プロンプト作成の応用テクニック

Midjourneyはただ単語を並べるだけではなく、構成・視点・時間・演出などを緻密に“設計”することで、より狙ったビジュアルに近づけることができます。ここでは、より上級者向けの応用テクニックを紹介します。

【1】構図を明確に指定する

overhead shot(真上から) low angle(見上げ) portrait orientation(縦構図) rule of thirds(3分割構図)

例:

a witch brewing potion, overhead shot, cinematic lighting

【2】時間と天候を入れてドラマを演出

at sunset(夕暮れ時) golden hour(黄金の光) during a thunderstorm(雷雨の中) snowfall(雪が舞う)

例:

a lonely traveler in the desert, golden hour, storm clouds, dramatic lighting

【3】色と雰囲気で世界観を統一

monochrome(単色) pastel tones(淡い色) vibrant colors(鮮やかな色彩) foggy and cold(霧がかかった冷たい空気)

例:

a mysterious forest path, foggy and cold, muted tones, cinematic

【4】複数のスタイルを融合する

cyberpunk + ukiyo-e anime style + watercolor pixel art + surrealism

例:

a cat riding a motorcycle, anime style + vaporwave, neon lights

【5】バージョン・アスペクト比を調整する

–ar 16:9(横長) –v 6(バージョン指定、最新のAI性能を引き出す) –style raw(加工感を抑えてナチュラルな描写)

例:

a futuristic city skyline, sunset, –ar 16:9 –v 6 –style raw

プロンプトは詩であり設計図。細部まで練り込むことで、Midjourneyはまるで“こちらの頭の中”を覗いたような精密なビジュアルを返してくれます。

7. よくある問題とその解決策

Midjourneyは非常に高精度な画像を生み出しますが、万能ではありません。特にユーザーがよく直面する“つまずきポイント”と、その解決策をここで紹介します。

【問題1】「手や指がおかしい」「顔が崩れる」

原因:

複雑な人体描写は苦手分野。特に“複数の手”や“精密なポーズ”は崩れやすい。

解決策:

hands close-upやholding an objectなど明示的に指定する –v 6(最新バージョン)を使用して精度を上げる 不自然なポーズは避け、単純な構図にする

【問題2】「文章の一部しか反映されない」

原因:

プロンプトが長すぎる、または主語が曖昧。

解決策:

最も描いてほしい要素は先頭に配置 装飾語は控えめにし、comma( , )で区切って整理する 明確な構文を意識:[被写体], [スタイル], [構図], [雰囲気]

【問題3】「背景がごちゃごちゃする」

原因:

装飾語が多すぎてAIが焦点を絞れない。

解決策:

minimal backgroundやisolated subjectを指定 スタイルの調整にflat color backgroundを加える アスペクト比で背景の余白を確保:–ar 4:5など

【問題4】「特定のキャラや雰囲気が安定しない」

原因:

同じプロンプトでもランダム性があるため、一貫性を保つのが難しい。

解決策:

seed番号を設定して生成結果を固定(例:–seed 12345) 生成された画像のプロンプトを記録・調整して再利用 気に入った画像は再生成よりも“アップスケール”と“バリエーション”で微調整

失敗は、学習データ。1回の試行で思い通りにいかなくても、調整と工夫で“意図した奇跡”は引き寄せられます。

8. まとめ

Midjourneyは、単なる画像生成ツールではありません。言葉を“筆”に変え、頭の中の世界を描き出す「言語のキャンバス」です。

この記事では、

プロンプトの基本構造 効果的なキーワードの選び方 目的別の使い分け ツールの活用と応用テクニック トラブルシューティング

と段階的に解説してきました。

最初は誰もが「うまく描けない」と戸惑います。しかし、プロンプトを少し変えるだけで、AIはあなたの“創造力の共犯者”になってくれます。

1枚で終わらせず、10枚、100枚と描く中で、「自分だけの言葉」と「自分だけのビジュアル」が育っていくはずです。

さあ、あなたの物語を、AIとともに描きましょう。

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